中国語検定(中検)対策
日本で受けられるもう一つの主要な中国語試験が中国語検定(中検)です。 HSK対策ノートでは、中国語学習者がHSKと中検を比較・併願しやすいよう、中検についても扱っています。 まずは中検の全体像と、HSKとの違い・使い分けから確認しましょう。
中検とは(かんたんに)
- 実施団体
- 日本中国語検定協会(日本国内の資格)
- 級体系
- 準4級・4級・3級・2級・準1級・1級
※準4級が最も易しく、1級が最難(HSKと数字の向きが逆) - 出題の特徴
- 問題文は日本語が主体。日本語↔中国語の翻訳(和訳・中訳)が問われる
- 主な用途
- 日本国内での就職・転職、翻訳力の証明
- 実施
- 年3回(3月・6月・11月)。全級でリスニングと筆記を実施
※1級は年1回(11月のみ)
回号ごとの試験日程・受験料・申込は日本中国語検定協会の公式サイトで最新情報を確認してください。
級とレベルの早見表
準4級がもっとも易しく、1級が最難です(HSKと数字の向きが逆)。まずは自分の学習歴に近い級から狙うのがおすすめです。
| 級 | レベルの目安(認定基準) | 学習期間の目安 | 合格ライン |
|---|---|---|---|
| 準4級 | 中国語学習の準備完了。基礎的な知識を習得した段階 | 第二外国語で半年以上(高校で1年以上) | 60点 |
| 4級 | 中国語の基礎をマスター。平易な聴き取り・会話ができる | 第二外国語で1年以上 | リスニング60/筆記65 |
| 3級 | 自力で応用力を養える段階。基本的な読み書きと簡単な日常会話 | 第二外国語で2年以上 | リスニング65/筆記70 |
| 2級 | 実務能力の基礎が完成。複文を含むやや高度な文章を読め、日常会話ができる | ― | リスニング70/筆記75 |
| 準1級 | 実務にすぐ従事しうる。通常の文章の中日・日中訳、簡単な通訳ができる | ― | リスニング75/筆記85 |
| 1級 | 高いレベルで中国語を駆使。複雑な翻訳・通訳ができる | ― | リスニング85/筆記85 |
出典: 認定基準・合格基準点・実施回数は日本中国語検定協会 公式サイトによる(2026-07-18 確認)。合格基準点は難易度により調整される場合があります。
どの級から受ける?
- 入門〜HSK1・2級あたり → まずは準4級・4級。基礎固めの到達確認に向く。
- HSK3・4級あたり → 3級が目安。基本的な読み書き+簡単な会話ができる段階。
- 実務・翻訳を視野に → 2級以上。日本語↔中国語の翻訳力が本格的に問われる。
※HSKとの難易度対応は試験形式が違うため厳密には対応づけできません。目安と考え方は級の難易度はどう対応する?を参照。
HSKと中検を比べて選ぶ
- 中検の勉強法 ― HSKと違う「翻訳対策」中検合格に向けた独学の進め方。HSKと共通の土台+中検固有の和訳・中訳対策、リスニングと筆記の両立、級別の狙い方まで。
- HSKと中検の違い ― どっちを受けるべき?実施団体・出題形式・級体系・用途の違いを整理。留学・海外就職ならHSK、国内就職・翻訳力の証明なら中検、という選び方。
- 級の難易度はどう対応する?「HSK4級と中検3級はどっちが難しい?」試験形式が違うため1対1で対応づけられない理由と、現実的な目安。
- 初心者はどちらから始めるべき?まったくの初学者が最初に受けるならHSKか中検か。目標(留学/国内就職)から逆算した始め方。
- 就職でアピールするなら何級?履歴書に書く級の目安と、HSKと中検の使い分け。国内就職と海外就職での見え方の違い。
中国語そのものの運用力を国際基準で測るならHSK。 対策はHSK対策ガイドやHSKの勉強法から始められます。 発音・文法・単語といった土台の学習は、HSK・中検どちらの対策にも共通して役立ちます。