初心者はHSKと中検、どちらから始めるべき?

Pletec LLC Editorial Team ·

中国語を始めたばかりだと、「HSKと中検、どっちから手をつければいいの?」と迷うことがあります。3つの観点から整理します。両者の詳しい違いはHSKと中検の違いを参照してください。

観点①:試験形式のとっつきやすさ

  • HSK: 全編中国語(リスニング・読解が中心)。中国語の音と文字にどれだけ慣れているかが問われる。
  • 中検: 日本語が主体で、日本語↔中国語の翻訳が出題される。日本語での読解力・語彙力も土台として必要

学習を始めたばかりで「まず中国語の音とピンインに慣れたい」という段階なら、全編中国語のHSKのほうが級が低いうちは取り組みやすい傾向があります。ピンイン入門から始める学習者に相性がよい試験です。

観点②:入門級の間口の広さ

  • HSK1級は目安語彙約150語からスタートでき、30日の学習プランのような短期集中でも狙いやすい設計です。
  • 中検の入門級(準4級)も基礎的な内容ですが、翻訳問題という形式に慣れる必要があるため、中国語を始めたばかりの段階ではやや戸惑うことがあります。

「まず何か一つ合格して自信をつけたい」という初心者には、HSK1級から始めるのが取り組みやすい選択肢になりやすいです。

観点③:勉強の順番を作りやすいか

初心者にとっては、試験の難易度だけでなく「毎日何を勉強すればよいか」が見えることも大切です。HSKは級ごとに語彙・文法・問題形式が比較的整理されているため、学習計画を作りやすい試験です。

  • まずピンインと声調を覚える。
  • HSK1〜2級の単語と短文を覚える。
  • 短いリスニングと読解に慣れる。
  • 余裕が出てきたら中検の翻訳形式も確認する。

中検から始める場合も悪くありませんが、翻訳問題では日本語力と中国語力を同時に使うため、最初は負荷が高く感じることがあります。

観点④:将来の進路で選ぶ

とはいえ、最終的な選択は将来何に使いたいかで決めるのが本筋です(留学・海外ならHSK、国内就職・翻訳なら中検、という基本はHSKと中検の違いを参照)。初心者にとって迷いにくいのは、まだ進路が決まっていないうちは汎用性の高いHSKからスタートし、必要になったタイミングで中検を追加する進め方です。就職での級の目安は就職でアピールするならHSK何級?にまとめています。

まとめ

  • 試験形式のとっつきやすさ・入門級の間口の広さでは、中国語初心者はHSKから始めやすい傾向がある。
  • 中検は日本語↔中国語の翻訳力を問うため、ある程度中国語に慣れてから挑戦するとスムーズ。
  • 将来的に国内就職での翻訳力アピールが目的なら、中検も並行して検討する価値がある。

まずはHSK1級とはを確認し、30日の学習プランで最初の一歩を踏み出してみてください。