中国語の声母・聞き分けドリル ― 有気音・そり舌音を対立で練習する
声母を直すときは、音が「似ている」ことより、動作が違うことを利用します。ここでは一日一組だけを選び、息・舌の位置・語の中での再現の順に練習します。音が出ないときに力を足すのではなく、まず口の位置を戻してください。
ドリル1:有気音と無気音
| 組 | 無気音 | 有気音 | 練習語 |
|---|---|---|---|
| 唇 | b | p | 爸爸(bàba) / 怕(pà) |
| 舌先 | d | t | 到(dào) / 套(tào) |
| 舌の奥 | g | k | 高(gāo) / 靠(kào) |
ティッシュを口元に垂らします。有気音では、子音の直後に紙が動くほど息を続けます。無気音では、息をためてから短く出します。日本語の「バ・パ」の濁りで分けるのではなく、紙が動くかだけを判定します。
ドリル2:三つの舌位置
知(zhī)・七(qī)・子(zǐ)を、同じ母音で三つ並べます。知(zhī)は舌先を反らせる、七(qī)は舌を前寄りに平らにする、子(zǐ)は舌先を前歯の裏の近くに置く。この順に無音で位置を作ってから、音を出します。
| 組 | 位置 | 息の比較 |
|---|---|---|
zh/ch/sh | 舌先を少し後ろへ反らせる | chだけ強い息 |
j/q/x | 舌を反らせず前寄りにする | qだけ強い息 |
z/c/s | 舌先は前歯の裏の近く | cだけ強い息 |
ドリル3:語句で崩れないかを確かめる
単音でできたら、二音節にします。知道(zhīdào)、起床(qǐchuáng)、自己(zìjǐ)のような語を選び、声調を乗せても舌の位置と息が消えないかを録音します。単音より語句で崩れる場合は、発音器官より声調や速さの問題かもしれません。半分の速さで一度言い、次に通常の速さへ戻してください。
一回の練習で三組すべてを終える必要はありません。最初の一週間はb/p、zh/ch/sh、j/q/xを順に回すだけでも十分です。位置の図は難しい音を攻略するで再確認できます。