読解から育てる中国語語彙 ― 未知語を全部調べない方法

HSK Study Notes Editorial Team ·

中級へ進むと、単語帳だけでなく、記事・短文・会話文から語彙を増やす必要が出てきます。このとき、未知語をすべて辞書で引くと読書が止まり、何も引かないと理解が崩れます。目標は、読む流れを守りながら、再会する価値のある語だけを拾うことです。

調べる語を三つに分ける

種類判断行動
核語その語がないと文の骨格が分からないすぐ調べ、例文ごと残す
再会語何度も出る・自分の目的に近い読み終えてからカードにする
周辺語一度しか出ず、推測で流れが取れる印だけ付け、今は調べない

例えば旅行記事で 预约 が繰り返し出るなら核語です。珍しい店名や地名は周辺語かもしれません。語の重要度は辞書の難しさでなく、その文章と自分の目的での再会率で決めます。

一文を三回読む

未知語を含む文は、次の順で扱います。

  1. 辞書を見ず、既知語と文脈から大意を言う。
  2. 核語だけを確認し、もう一度意味を言う。
  3. 声に出して読み、語のかたまりに線を引く。

「全部正確に訳す」前に大意を取る練習を入れると、未知語に出会っても読解が止まりにくくなります。確認後は、本文のコロケーションの方法で、語を文の中に保存してください。

読書カード

出典:短い旅行記事
文:可以提前预约。
新語:<span lang="zh-Hans">提前</span>(tíqián) — 前もって
かたまり:提前预约
自分の文:请提前告诉我。

一つの記事から作るカードは三〜五枚までにします。語を拾いすぎると、読書で得た文脈を復習できなくなります。

まとめ

  • 未知語は、文の核・再会しそうな語・周辺語に分ける。
  • 推測してから確認し、音読してかたまりとして残す。
  • 一記事あたり三〜五語に絞ると、読書と復習を両立できる。