中国語語彙の自立学習チェックリスト ― 30日後も使える語を選ぶ
教材を読み終えたあとに必要なのは、新しい暗記法ではなく、迷ったときに戻れる確認表です。この章は、単語を入れる日、忘れた日、復習が積もった日、HSKのリストを開く日の判断を一枚にまとめます。すべてに丸を付けることが目的ではありません。次に一つだけ直す場所を決めてください。
初見の一語
- 代表的な音声を一度聞き、自分でも声に出した。
- 日本語訳を短くし、複数の訳を一度に詰め込まなかった。
- 動詞なら目的語か結果を一つ付けた。例:解决问题、做完作业。
- 5〜10語程度の例文を一つ残した。
- 主語・時間・目的語のどれかを替え、自分の事実にした。
この五つを一分でできないなら、新語を減らします。ノートをきれいに作ることより、翌日にも答えられる小さなカードを作ることが優先です。
翌日の再会
翌日は、中国語を見て意味を言うだけで終えません。次の四方向を混ぜます。
| 問い | 鍛える力 | 例 |
|---|---|---|
| 字→音 | 読みと発音 | 预约を見て yùyuē |
| 音→意味 | 聴解 | yùyuēを聞いて予約 |
| 場面→語 | 発話 | 医師を予約する→预约医生 |
| 空所→語 | 文の中の使用 | 我还没____。→决定 |
四つのうち一つで止まったら、その向きだけを翌日の束に残します。全てのカードを最初からやり直す必要はありません。
週末の編集作業
週末は語数を増やす日ではなく、カードを編集する日です。十語を選び、次の三種類へ分けます。
| 種類 | 印 | すること |
|---|---|---|
| すぐ言える | S | 二週間後の確認へ送る |
| 聞けば分かる | L | 場面から中国語を出す問題を足す |
| 見れば分かる | R | 音声と短い例文を足し、翌日に戻す |
Rの語を増やし続けるより、LをSへ移す一文を作るほうが、会話での変化を感じやすくなります。
HSKのリストを開く日
級別リストでは、五語だけを選びます。各語について、音、かたまり、自分の文を一つずつ作り、R/L/Sを付けます。次の五語へ進む条件は、五語全てを完璧に書けることではありません。少なくとも三語を、音と場面から短文で言えることです。
旅行、仕事、留学など近い予定があるなら、その場面の語を先に選びます。HSK級は範囲を整理する地図であり、生活の必要性を後回しにする順番表ではありません。
一か月後の確認
一か月前のカードから十枚を抜き、辞書もピンインも見ずに答えます。意味だけ、音だけ、かたまりだけのどこで止まったかを記録し、二語だけを今週の復習束へ戻します。忘れた語を大量に掘り返さないことが、長く続く復習設計です。
最後の確認
単語を訳語で終えず、音、自然な組み合わせ、短い例文、自分の文へ進めているか。忘れたときに「覚え直す」ではなく「問いを変える」ことができるか。この二つに「はい」と言えれば、新しい語彙を一人で育てる仕組みはできています。